自然農法でコンパニオンプランツが効果的な理由と植え方の注意点

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自然農法で行われているコンパニオンプランツ。
違う作物同士を植えることで、何故作物の生育が良くなるのでしょうか。
今回は、その理由とコンパニオンプランツで作物を植えるときの注意点についてご紹介していきます。

 

自然農法とコンパニオンプランツ

自然農法,コンパニオンプランツ

 

自然農法という作物の栽培方法があります。
自然農法は「耕さない、除草しない、肥料を与えない、農薬を与えない」というコンセプトの農法で、自然の摂理に逆らわない作物作りを行うことです。
「じゃ、何するの?」と言われてしまいそうですが、ちゃんとやることはあります。

それは 種まきと収穫!!

そうです。自然農法はほったらかし農法なのです。
でも、本当に何の考えもなしにほったらかしという訳ではなく、そこには自然と共生していくための知恵が溢れています。

自然の流れに人間の作為的な手を加えず、自然の力を利用したナチュラルな栽培方法。
自然と対話し、土と向き合うこと、これが自然農法で大切なことなんですね。

自然農法の方法の一つで、種類の違う作物を一緒に植える「コンパニオンプランツ」という考え方があります。
コンパニオンプランツを行うことによって、混植した作物同士が共生関係になりお互いに有益な状態を作り出し、害虫を遠ざけたり病原菌を抑えたりしてお互いに生育を促していく関係を作り出すことができるんです。
農薬を使用したり肥料を与えたりして作物を大きくすることを人為的に行うのでなく、自然の摂理で生育環境を維持する自然農法を実現することができるようになるのです。

 

コンパニオンプランツが野菜の栽培に効果的な理由

自然農法,コンパニオンプランツ

それでは、作物の生育が良くなるコンパニオンプランツがどのようなメカニズムで効果を発揮するのか見て行きましょう。

 

理想的な植生環境「クライマックス(極相)」が快適♪

自然の山や野原の草木を見ると、病気にかかっていたり害虫がびっしりとたかっていたりという植物を見ることはあまりありませんよね。
これは、その土地の植生が最終的な安定状態になっており、いろいろな植物が互いに共存して、お互いに悪影響を及ぼさない究極のバランスのとれた形になっているからです。

この状態のことを「クライマックス(極相)」といいます。

コンパニオンプランツの基本的な考え方は、互いに助けあう作物を組み合わせて安定した理想的な植生環境を作り、作物のより良い生育を目指すことなのです。

農地や家庭菜園では人の手が入るので厳密な意味でのクライマックスはあり得ませんが、近い状態を作ることはできます。

例えば、ナスとネギを一緒に植えると、ナスの根から出る不要物質をネギが養分として利用するし、逆にネギの不要物質をナスが吸収する、というような「持ちつ持たれつ」の嬉しい関係が作れるんです。

これも、一つのクライマックスを目指した環境といえるでしょう。

 

「アレロパシー作用」で病気と害虫を追い払らえ!

アレロパシーとは「他感作用」といって、植物が作り出す物質が周りの生物に対して何らかの影響を及ぼすことです。

昆虫が嫌がるにおいなどを発して虫に食べられるのを防いだり、病原菌を抑えたり、自分の種だけが生き残るためにメリットにならない他の植物の成長を阻害したりする作用があります。

植物は動けないので生きていくために身につけた知恵なのですが、コンパニオンプランツではこの作用を利用して、お互いの病原菌や害虫の発生を防ぐことができます。

例えば、トマトの近くにバジルを植えておくと、害虫がハーブの香りを嫌うため近寄ってこず、トマトが食べられるのを防ぐことができます。
しかも、トマトとバジルは仲良しで一緒に成長に向けて共栄できるので問題なし♪

ただし、仲の悪いもの同士を一緒にしてしまうと、アレロパシーでケンカし合い共倒れになってしまう可能性があるので注意が必要です。

 

エサの好き嫌い「宿主性特性」で食べ物ないよとアピール

昆虫や微生物はエサをより好みして好き嫌いが強いので、同じ植物ばかりを食べに来ます。
このことを「宿主性特性」といいますが、この性質を利用して、害虫や病原菌に「ゴハンないよ」とアピールすることもコンパニオンプランツの利点の一つです。

もし同じ場所で一つの作物だけを育てていると、その作物が好きな害虫や病原菌が喜んで集まってきてしまいます。
が、もし混植してあって、しかもお目当ての植物の近くにある植物が嫌いな植物だったら害虫たちも逃げていってしまうんです。

例えば、ナスとパセリの場合だと、それぞれに発生する害虫がお互いのお相手の野菜を嫌うので、ナスの害虫もパセリの害虫も寄り付かなくなるんですね!

うまくやれば農薬を使わずに野菜を守ることができる有効な方法です。

 

「バンガープランツ」で天敵をご招待♪

野菜の害虫を除去するために、天敵を呼び寄せる植物をバンガープランツといいます。

例えば、ナスを栽培する際、必ず現れる困った害虫アブラムシ。。
葉の裏などにビッシリとへばりついて気持ち悪いですよね。
アブラムシは、ナスの葉に穴をあけ養分を吸い取ってしまい、ナスはどんどん元気がなくなってしまいます。

そこで、ナスと一緒にヨモギを植えると、アブラムシの天敵テントウムシがヨモギに住み着いてくれて、ナスに着いた大好物のアブラムシもついでにムシャムシャと。。

バンガーブランツであるヨモギが、ナスを守ってくれるのでアブラムシ駆除の農薬を使わずに済むんですね!

 

いろんな種類の「根圏微生物」が土の中を健全に

「連作障害」というものをご存知でしょうか。
農地や家庭菜園などで、同じ場所に同じ作物だけを毎年植え続けると、極端に生育が悪くなったり病気にかかりやすくなったりして、うまく育たなくなることです。

植物の根っこの周りにはいろんな種類の微生物がたくさん住んでいるのですが、1種類だけの植物を植え続けると特定の微生物だけが周りに集まるようになり、土の中の微生物の多様性が失われてしまいます。
偏った状態の土環境では、病原菌や悪い作用を及ぼす微生物が異常に増えたりしたすく、植物もどんどん元気がなくなっていってしまうのです。

性質が異なる種類の植物を一緒に植えることで土中の微生物の多様化が保たれ、健全な土の状態を保つことができるんですね。
いろいろな根圏微生物がバランス良く存在している状態が、作物にとって嬉しい状態なのです。

 

コンパニオンプランツの植え方の注意点

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共存関係を作れる仲の良い植物同士を一緒に植えるコンパニオンプランツは、農薬を使わない自然農法の作物作りにとても効果的なのですが、ただ注意したいのは仲の悪いもの同士を組み合わせるのを避けなければならないということです。

例えばこちらの組み合わせ。。

イチゴ × ニラ
キュウリ × インゲンマメ
ジャガイモ × トマト、ピーマン
スイカ × インゲンマメ
ダイコン × ネギ
ナス × トウモロコシ
レタス × ニラ      etc…

これをやってしまうと理想的な共存関係が保てず、かなり残念な結果になってしまうのでしっかりと調べてから実践することが大切ですね。

最初は何種類も混植せず、1対1で試してみるところから入った方がいいでしょう。
失敗した時にどんなファクターでうまくいかなかったのか分析が容易になります。

コンパニオンプランツの相性について、いろいろな組み合わせが紹介されていますが、コンパニオンプランツの相性は科学的に解明されているものとそうでないものがあります。
ただ、解明されていないからといってウソという訳でもなく、長い間経験によって培われた経験則のような側面もありますので、実際に土を触って知ることができるといいですね。

自然とのおつきあいですから、失敗したときもそれもまた経験と寛容な姿勢で取り組むことが大切です。

 

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当サイトの管理人。 自然やナチュラルな生き方を日々追求している。 地球の環境問題や食料問題を真剣に考えるようになり、菜食主義を実践。 現在も元気にベジタリアニズム道を突っ走っている。




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