葉挿し・挿し木・株分けどれがいい?種類別多肉植物の増やし方

 

自分の体の一部から新しく株を作ることで簡単に増やしていくことができる多肉植物。
「葉挿し」「挿し木」「株分け」という3通りの増やし方があり、どの方法で増やせばいいのか迷ってしまいますね^^

今回は、多肉植物のそれぞれの増やし方と、種類別にどの方法が良いのかをご紹介します。

 

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多肉植物の増やし方は3つ

多肉植物は体に水分を貯めこむ機能が発達しているため、葉挿しや挿し木のような、葉や根などの体の一部から新しく株を作り出すということがわりと簡単にできる植物です。
ですので、多肉植物は種を撒いて増やす「実生」よりも、葉挿しや挿し木、株分けで増やしていくやり方の方がメジャーですね。
それぞれ、どんな繁殖方法なのか詳しくみていきましょう。

 

葉挿し

葉挿しは、1枚の葉から根と芽を出させて、株を育成していく増やし方です。
1枚の葉から、また一つの大きな株に成長するなんてとても面白いですね。
葉に水分をたくさん含んでいる多肉植物だからこそなせる技です^^
大きく育つまでに時間はかかりますが、一枚一枚の葉から芽を出させるので一度にたくさんの株が作れることが大きなメリット。
ちょっと触ってうっかり取れてしまった葉でも、株に変身させることができるので嬉しいですね。

多肉植物 葉挿しvia: needlesandleaves.net

葉の取り方は、左右に動かし根元をゆするようにしてもぎ取ります。
これがなかなか重要で、付け根の部分から綺麗にもぎ取ることがポイント。

多肉植物 葉挿しvia: howtodoitblogs.blogspot.jp

切り口はできるだけ綺麗な状態が良いです。
葉に傷が入ったり、茎に葉の一部が残って剥けてしまった場合、新しい根や葉が出てこなくなる可能性もあるので注意が必要です。
もし、手でうまくもぎ取れない場合はカッターを使用してもいいですが、その場合は切り口からばい菌が入らないようにカッターをアルコールで消毒するか火で炙ってから使用した方がいいでしょう。

多肉植物 葉挿しvia: www.cassidytuttle.com

無傷で綺麗にとれた葉たち。
これらを乾いた用土を入れた平たい皿の上に並べて置きます。
葉はちょこんと置いておくだけでOK。
それを、半日陰のところに根がでてくるまで置いたままにしておきます。
水やりはしないで大丈夫です。

多肉植物 葉挿しvia: needlesandleaves.net

半日陰で置きっぱなしにしておくと、数週間で根っこが出てくるでしょう。
その時、ご褒美に霧吹きでお水をあげてくださいね^^
そうすると可愛い若芽がにょきにょきと出てきますよ。
新しい葉が育ってくると、次第に元の葉は枯れてくるので、そのまま放置してもいいですが、カラカラに枯れてしまったらピンセットで除いてしまってもいいです。
新しい芽が2cm以上になったら、株を鉢に植えてあげましょう。

 

挿し木

挿し木は、親株から穂を切り取って、それを土に挿し増やしていく方法です。
元気の良さそうな若い穂や、日照不足などが原因で間延びしてしまった穂を選んで挿し穂にして発根させ、土に植え付けたら、そこからどんどん育っていきます。

多肉植物 挿し木via: needlesandleaves.net

親株から茎を1cmほど残して穂先を切り取ります。

多肉植物 挿し木via: needlesandleaves.net

切り取られた穂=挿し穂を、風通しの良い日陰で切り口を乾燥させます。
湿っているまま植えると、切り口が腐ってくることがあるので、十分に乾燥させることがポイントです。
茎が曲がってしまわないように、できれば立てて乾燥させた方が良いです。

多肉植物 挿し木via: needlesandleaves.net

穂先を切り取った親株の方。
なんだか可哀想なお姿。。。

多肉植物 挿し木via: needlesandleaves.net

でも、大丈夫^^
ちゃんと株の脇から芽が出てきます。

多肉植物 挿し木via: gardenmaking.com

挿し穂はそのまま水を与えずに乾燥させておくと、切り口あたりから新しい根が発根してきます。
目安としては、繁殖力の強いセダムは約10日、クラスラは15~20日、コチレドンやセネシオは3週間~1ヶ月ぐらいの期間を要しますが、環境や天候条件によっても異なります。
発根したら鉢に培養土を入れて、挿し穂を植え付けてくださいね^^

 

株分け

株分けは、親株から根が生えている子株を分けて、それぞれを別々の鉢に植える方法です。
子株が株元から独立して繁殖するタイプの多肉植物は、そのままにしておくと一株がどんどん大きくなって根が鉢の中でいっぱいになり根を圧迫してしまいます。
子供が大きくなって部屋が狭くなったら、お引っ越しをしましょう^^

株分けは葉挿しや挿し木と違い、一度に大量には増やせませんが、根のついた状態で増やす方法なのでわりと失敗が少なく確実に増やせます。

まず、株全体を鉢から抜いて、根についている土をおとします。
根が絡み合っている場合は優しくほぐし、適度な分量で株を分割していきます。
あんまり細かく分けすぎないほうがベターです。
枯れている根や黒くなって腐っている根は取り除き、長すぎる根もカットしましょう。
そして、分けた子株を乾かさずに別の鉢に植え付けたら完成です^^

株分けのやり方はこちらの動画も参考にしてみてください。

 

多肉植物を増やすのに適した時期

多肉植物を増やす時期は、やはり根の生育が活発な時がいいですね。
できれば生育が始まる直前が一番良く、このタイミングを狙えばうまくいくことが多いでしょう。
春の3月~5月、秋の9月~11月は気温的にも生育に適した季節で、多肉植物が「さあ、成長するゾ!」と意気込み溢れる季節。
この季節の多肉植物は根が出るのもとても早いです。
地域によって気温の条件が違うので、場所によって適した気温は多少前後します。

初夏の時期もいいですが、多肉植物は湿気に弱いので梅雨時のジメジメした時は避けた方が良いですね。
暑すぎず、晴れてカラリとした良い天気の日が続く時を狙い、作業後に天気が崩れそうな時は避ける、というのがベストです。

時期が遅くなって生長期を過ぎると、多肉植物は休眠期に入り、根が成長しきらないうちに寝ちゃった。。。ということになりますので、成長期のうちにしっかりと根を生やしてやることが大切です。

 

多肉植物の種類別適した方法はどれ?

 

多肉植物には3通りの増やし方がありますが、種類によって適する増やし方と適さない増やし方があります。
葉挿しは、根っこから生やすので繁殖力が強くて葉がプニプニと厚く水分を含んでいる種類のものが適しています。
多肉植物の多くの種類はだいたい葉挿しで増やすことができますが、アガペやアロエ、コチレドン、ハオルシアの細根タイプなどは葉挿しには向きません。
これらは、子株が親株から独立しているので、株分けで増やし易い種類です。

種類別の増やし方はこちらの表も参考にしてみてくださいね^^

種類 葉挿し 挿し木 株分け 備考
グラプトペタルム属  繁殖力旺盛なので葉挿しに向く。
パキフィツム属 葉挿しがおすすめ。
セダム属 繁殖力があるので挿し木は一年中できる。
エケベリア属  ○
ガステリア属
カランコエ属
クラッスラ属
ハオルシア属 葉挿しは太い根のタイプのみ
アガベ属
アロエ属  ○
セネシオ属  ○
コチレドン属  ◎
センペルビブム属

 

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