ひまわりの種の栄養成分や効能|効果的な食べ方は?食べ過ぎには注意!
ひまわりの種というと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
夏に咲くあの黄色い花や、ハムスターが食べているところを思い浮かべる人が多いのでは?
でも実は食用のひまわりの種は、身体に嬉しい栄養成分がぎっしり詰まっている「スーパーフード」だというからおどろきではありませんか!
幸せホルモンのセロトニンの材料も含有し、心身共に元気になれそう。
そんな素晴らしい食材であるひまわりの種の、栄養成分や効能、効果的な食べ方や食べ過ぎでカロリー過多などの注意点についてご紹介します。
ひまわりの種を食べたくなること間違いなしですよ。
ひまわりの種の栄養成分や効能
現代の偏った食生活や過度なストレスは、じりじりと私たちの身体を蝕んでいます。
たとえば、脂質異常症や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病・・・。
その原因因子を取り除いてくれるたくさんの栄養成分が、こんな小さいフォルムのひまわりの種に入っているというのですからすごいですね。
血液サラサラで脂肪燃焼効果のあるリノール酸
ひまわりの種は、油脂の約70%がリノール酸でできています。
このリノール酸は、積極的に摂取すべき「必須脂肪酸」の一つです。
必須脂肪酸は、微量でもコレステロール値や血圧を下げる力があるので、血液がサラサラになり、高血圧や動脈硬化の予防につながるのです。
また、女性にはうれしい「スキンケア効果」があります。
肌の保湿、抗炎症作用、血管年齢が若返ることにより老化予防にもなり、肌のバリア機能も上げてくれます。
スキンケア用品や化粧品に多く利用されているのはそのためですね。
一番の注目は、リノール酸には脂肪分解を促進する作用があるということです。
「共役リノール酸:CLA」と呼ばれるリノール酸の一種が、脂肪分解作用のある酵素であるリパーゼを高めてくれる、というわけなのです。
そのCLAが、ひまわりの種には沢山含まれています。
さらに、脂肪燃焼に関わる酵素も活性化してくれるため、CLAを摂取していれば、食事の脂肪をうまくエネルギーに変えてくれて、体脂肪の蓄積を予防できるのです
余分な塩分を排出してくれるカリウム
カリウムは、ナトリウムの排泄を促して、血圧を下げる作用があります。
ですから、高血圧予防にとても効果的!
また、筋肉でのエネルギー作りを助ける働きのあるナトリウムは不足すると力が出なくなるので、ひまわりの種は夏バテ予防にも効果があると言えるんです。
抗酸化作用がすごいビタミンE
ビタミンEのもつ抗酸化作用は、体内の細胞膜の酸化による老化や、コレステロールの酸化によりおこる動脈硬化を予防することができます。
食べてアンチエイジングができるなんて、女性にとって魅力的な効能ですよね。
幸せホルモンと呼ばれるトリプトファン
「最近寝つきが悪い」「なんか最近ため息でちゃうな…」という人は、もしかしたらトリプトファンが足りないのかもしれません。
トリプトファンは幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの原料で、セロトニンは興奮や不快感を鎮めて精神を安定させる効果があります。
また、トリプトファンはドーパミンやアドレナリンのいった神経伝達物質も作ります。
これら物質は、気分を高めてやる気を生み出すホルモンを調節するので、気分が沈みがちの時にひまわりの種を食べると、元気になれるということになります。
身体の調整にはマグネシウム
マグネシウムは、酵素の反応に関係しているタンパク質の合成や、エネルギー代謝、筋肉の収縮、血圧調整、体温調整、血糖値の調整など実に多様な働きをする、とても大事な成分です。
マグネシウムを摂取することによって、身体の中がスムーズに働くので、心臓病・高脂血症・糖尿病・血糖値の改善などが期待できます。
その他にこんな効果もあります!
- お通じがよくなる・・ 食物繊維
- 骨粗鬆症予防やイライラ軽減 ・・・カルシウム
- 免疫力アップや肌や髪の健康維持 ・・・亜鉛
- 鉄欠乏症予防・・・・・・ 鉄
こうしてみると、ほんとうにたくさんの栄養成分や効能がつまっていますね!
ひまわりの種の効果的な食べ方
これら効能をしっかり取り入れるために、効果的な食べ方についてご紹介します。
加熱しないでそのまま食べる
ひまわりの種に含まれているリノール酸は、加熱すると腐敗しやすくなってしまいます。
加熱せずにそのまま食べるのが効果的!!
そのままでも香ばしい香りがしますし、味わいにクセがなく触感がいいので、サラダや和え物のアクセントに用いると美味しくいただけます。
あとは、シリアルやヨーグルトのトッピングにしても楽しめると思います。
1日に20粒を目安に食べましょう。
食べ過ぎに注意
とても万能なひまわりの種ですが、少し注意してほしいことがあります。
それは、いくら美味しいからといって食べ過ぎないこと!
理由は、「カロリー」と「リノール酸とセレン」の2つです。
<カロリー>
カロリーが高い
- 白米 100g・・・・360kcal
- ひまわりの種 100g・・・・610kcal
白米の倍近くもカロリーがあるんですよ!!
これでは、ひまわりの種をお腹いっぱい食べ続けると、いくら脂肪燃焼作用が促せてもたちまち肥満になってしまうんじゃないかと心配です。
<リノール酸とセレン>
もう一つの理由が「リノール酸とセレン」です。どちらも適正量摂っていればいい効果が期待できる成分ですが、過剰に摂取してしまうと身体に悪影響を及ぼす場合があります。
過剰摂取での不安
- リノール酸・・・アトピー・炎症の促進
- セレン・・・・・吐き気、下痢、頭痛など
この不快症状はすべての人に当てはまる訳ではありませんが、ひまわりの種は1日20粒程度にしましょう。
※データの数値は「文部科学省・食品成分データベース」を参照しています。
おわりに
ひまわりの種の栄養成分や効能、効果的な食べ方、食べ過ぎの注意点をご紹介しました。
量さえ守れば、いいこと尽くしのひまわりの種。
野球メジャー選手も、ベンチで食べるほどの栄養素の宝庫だそうです。
是非一度試してみて、自身の身体で実感してみてはいかがでしょうか?(^^♪

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