竹繊維の強度や特徴|バンブーリネンとバンブーレーヨンは製造方法の違い?

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自然に寄り添う”グリーン”な理念を持つ会社が増えてきたように思います。

サステイナブルビジネスとも呼ばれ、持続可能な産業やビジネスを目指そうという考え方です。

一見理想的なイメージですが、中には問題もやはりあります。

ファッション業界では、使用生地の効果の誇張表記や偽装問題などが”グリーン”なイメージに潜む”グレー”な問題として取り沙汰されています。

今回は人体への素晴らしい効果を持ち、環境にも優しいとして注目されている竹繊維にスポットを当ててみようと思います。

竹繊維の強度や特徴、バンブーリネンとバンブーレーヨンという二つの生地の製造方法の違いをご紹介したいと思います。

 

知られざる竹繊維の特徴

 

竹繊維

言うまでもなく、服は生地から作られます。
その生地となる原料は実にさまざなま種類があります。

一番使用されている綿や、最古の生地と呼ばれる麻。
近年でも科学技術の発展から科学繊維も種類が豊富になりました。

そして、最近注目されている竹の繊維から作られた竹(バンブー)生地が話題になっています。

一概にどの原料がいいという事ではなく、それぞれに原料の長所と短所があり、用途や目的に合わせると効果的です。
早速竹繊維の特徴を見ていきましょう。

 

抗菌作用

昔の日本では食べ物を持ち歩く時に竹の葉に包んでいました。
抗菌作用があり、暑い夏の日でも腐りにくくなります。
また、竹の茎は節をくり抜いて水筒にして使われていました。

近年ではノロウィルスインフルエンザウィルスを抑える効果があるという研究も進んでいます。

抗菌作用には異論が入り込む隙が無い程、様々なシーンで活用されています。

 

消臭効果

竹を炭にした竹炭は消臭剤として活用されています。
竹には目には見え無いほど小さな穴がたくさん空いています。
多孔質という性質で、この小さい穴が臭いとなる物質を吸収してくれます。

抗菌作用と合わせて抗菌消臭剤にも使われています。
また、アロマを部屋に広げるための棒にも竹串が活用されています。

 

静電気が発生しにくい

静電気の発生が他の原料に比べて極めて低い点です。

全ての物には電気の性質があり、人体にももちろん大きな関係があります。
イオンは電子であり、マイナスイオンが体をリラックスさせる、などと言われているのが身近な例の一つです。
静電気はプラスイオンで、多く体に溜めてしまうと体にはストレスと言われています。

静電気の発生には生地の組み合わせも関係していますが、生地自体が発生しやすいものというのもあります。
中でも竹生地は静電気が発生しにくい、という特徴があります。
その為、肌に寄り添う生地として最適とも言われています。

 

竹の成長スピード

グリーン”と言われる所以はその成長スピードです。
種類にもよりますが、一年目は6mも伸びるものもあります。
また、春頃は1日に30cm〜1mも伸びます。

破竹の勢い」とはまさしく竹が凄まじいスピードで成長する様を表現した言葉として使われています。

生産の為に広大な土地や多量の肥料を必要とせずともグングン伸びる竹を活用することで、持続可能な生産が見えてくるという発想です。

 

竹繊維の強度

竹は他の植物に比べて幹は細いですが、強度は他の植物より高いのが特徴です。

香港では現代においても高層ビル建設の足場として竹を使っています。
時には100mを超える建設現場に使われることも。
人間の体重を物ともせず、しっかりと支える耐久性を誇ります。

また柔軟性も併せ持つのが竹のもう一つの強みです。
山間部に多く生息する竹は強風にも雪にも細い幹で耐えなければなりません。

全方向からの風をいなしながら、上からの重みである雪にも耐えることができます。

その秘密は構造にあるようです。
中が空洞であるという構造と、幹を構成する繊維が多重に詰まっている点。
現代の科学的な研究でこのような理由が竹の強度の理由と明らかにされています。

そして、その耐久性柔軟性は服の繊維にした場合にも発揮されます。

その特性を活かして服を長持ちさせ、エコな発想にもつながっていきます。

 

竹繊維のバンブーリネンとバンブーレーヨンの違いとは?

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上の特徴や効果を活かし、服にする為の生地にします。
生地にしても効果を持ち続けるという点も竹の特徴です。

竹を生地にする作り方は大きく二つに分かれ、バンブーリネンとバンブーレーヨンがあります。

バンブーリネン

リネンと言えば、麻から出来た生地を言います。
バンブーリネンは麻と同じ製法で作られたものを指します。

茎の表皮を剥がして繊維にし、編み込んで生地にします。
しかし、竹には節があります。
そのせいで糸にするには短く、生地の生産には不向きです。
まだまだ生産化は難しい部分があり製品としては少ない物となっています。

そして麻と同様で堅くしわになりやすく、綿よりも硬い生地になると言われています。

しかし、竹が本来持っている消臭抗菌効果はそのまま発揮し、生地にすることで吸収性も抜群となります。

 

バンブーレーヨン

それに対してレーヨンは生産性を追い求め、化学的な製造方法で作られるものです。
本来のレーヨンは主原料を木材パルプなどの天然素材で、それらを化学反応させて生地にします。
バンブーレーヨンは木材パルプでなく竹から作られたレーヨンです。

天然由来なので、その後土に還る素材として”グリーン”なイメージも持たれています。

しかし、レーヨンはその工程において、人体に有害な化学物質が含まれる可能性があるとされています。

また、竹の効果が工程で使われた化学薬品によって邪魔されてしまうという欠点があります。
このあたりがグレー”な問題として浮上しています。

 

バンブーレーヨンを巡る訴訟

衣服には製品表示に原料を書く義務があります。
しかしその規定はあいまいで、それが原因で訴訟が起きたとも言われています。

レーヨンは化学反応を起こし、製品となった時は別物と言っても過言ではありません

その為、バンブーレーヨンと表記する為には竹を原料に使ったという証拠の提示が必要となり、それがなければ単にレーヨンと表示する義務があるとしました。

また、バンブーレーヨンの効果として、上記のような効果があり環境にも人体にも優しいというイメージで広告もしていました。

バンブーレーヨンと表示していた衣服メーカーがこれらの理由より摘発され、ファッション業界において、”グリーン”が宣伝に使われながら実際は”グレー”な製品や広告の実態、というような問題が起きました。

これは実際にアメリカで起きた問題で、それ以降は竹製品の生産では明確な商品表示が求められ原料の背景に目が向けられました。

しかし、日本ではこのような生地の有害性がようやく問題として捉えられ始めた段階です。
生産段階での規定などもこれから制度化が進んで行くようですが、生産背景への注目度はまだまだ低いのが現状となっています。

 

竹製品はどんなものがあるの?

竹繊維の製品はまだまだ日本では知名度も低く、生産も増えていません。
しかし、竹の効果を発揮した製品は実際にあります。

 

■□竹布 TAKEFU

いち早く竹の繊維に目をつけた日本の竹製品のブランドです。
いろいろな商品が開発されていますが、こちらではストールをご紹介します。


画像をクリックすると楽天ページに飛びます。

筆者は生産者から直接、生産の背景や製品の特徴の話を聞く機会がありました。
そこで竹の特徴を活かした、抗菌防臭、吸水性などが優れた肌に優しい製品だということがわかりました。

実際にこちらのストールを友達の赤ちゃんにプレゼントしたら、赤ちゃんもママも気に入ってくれ愛用してくれていました。

ちなみに、夜泣きの原因の一つに静電気があるようです。
あまり知られていませんが、静電気が人体に与える影響は大きいと言われています。

特に体の小さい赤ちゃんにとっては大きい影響があり、理由がわからず泣いている時の原因のひとつにも挙げられているのです。

 

まとめ

今回は、竹繊維の強度や特徴や、バンブーリネンとバンブーレーヨンは製造方法の違いについてお届けしました。

体を守ってくれる衣服にも様々な要素やストーリーがあります。
肌にも環境にも優しい”グリーン”な竹生地を巡る”グレー”な問題を見てみました。

このようにまだまだ環境や人体への影響というのは様々なシーンにおいて問題が発生し、また改善されています。

持続可能な産業としてのサステイナブルという言葉が衣料業界のみならず様々な分野で広がっていくように思います。

その背景にある製造方法や販売方法を見てみると、物溢れと言われる現代でも一つ一つの物の大切さや有り難みを感じられるかもしれませんね。

 

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作家BESO。 オーガニックやスピリチュアルライフを楽しむクリエイター。批判や対立から次のステージへ行けるように日々精進しております。



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