お料理やアロマテラピーでお馴染みのローズマリー。
そのすっきりとしたハーブの香りは、老若男女を問わず大人気ですよね。
ローズマリーの効能は、知れば知るほど奥深いものがあります。
本格的に冬に入った今、中でもそのお風呂での効果には目を見張るものが…。
ローズマリーを使った入浴法で、ぽかぽかの身体とすべすべのお肌を目指してみませんか。
生のローズマリーをそのままお風呂に! ローズマリー湯ですべすべお肌
ローズマリーの効能は、それこそ数え切れないほどあります。
記憶力向上、血行促進、不安を取り除くリラックス効果…。
確かにどれもローズマリーが持つ重要な効能なのですが、そのスキンケア効果に至っては、まだあまり知られていないようです。
ローズマリーのスキンケア効果で真っ先に挙げられるのが、その収れん効果。
油分の分泌を抑え、お肌の表面を整えてくれます。
お肌の余分な油分をそのままにしておくことは、ニキビやざらつきの原因にもなるので、地道なケアが必要になってきます。
また、この収れん効果によって期待できるのが、皮膚のたるみ防止です。
加齢とともに起こる誰もが避けられないお肌のたるみ。
ローズマリーは肌の筋肉に直接働きかけ、毛穴を収縮し、きゅっと引き締まった肌をつくる手助けをしてくれると言われています。
そこでオススメしたいのが、生のローズマリーをそのままお風呂に入れてしまう方法です。
筆者はいつも3~4本のローズマリーを枝のまま洗濯ネットに入れ、それをそのままお風呂に放り込んでいます。
あまりに簡単すぎてレシピとも言えない方法ですが、これで湯上りのお肌は驚くほどすべすべに。
この時忘れたくないのが、自動湯沸かし器ではなく、お湯は蛇口から出すということ。
滝のように激しく落ちてくるお湯にあたり、ローズマリーの香りが色濃く立ち上がります。
蛇口からお湯を出すタイプのお風呂でなければ、軽くローズマリーの袋をもんだり叩いたりすることで、香りと効果を十分に楽しめます。
どうせローズマリー風呂に浸かるなら、その香りのリラックス効果も存分に愉しみたいですよね。
寒くて凍える夜に、是非ためしてみてくださいね。
乾燥ローズマリーを使ってつくるお清めローズマリーバスソルト
毎回新鮮なローズマリーが手に入らない方や、ローズマリーの剪定などで大量に手に入ったときは、ドライローズマリーを使ったバスソルト作りもオススメです。
実はあまり知られていませんが、ローズマリーには抗菌作用があるんです。
欧米ではニキビ用のスキンケア商品によく使用されており、その効果には絶大な信頼が寄せられています。
さらに塩の浄化効果は日本だけでなく、さまざまな国・文化で認められていますよね。
そこに絶大な抗菌作用を誇るローズマリーを加えたバスソルトは、いわば最強のお清めバスアイテム。
毎晩とはいかずとも、定期的にローズマリーバスソルトのお風呂に浸かることで、お肌の浄化をはかることができるのです。
また、その血行促進効果にも注目したいところ。
アロマテラピーの世界でも、ローズマリーの精油を使ったお風呂は、温泉と似たような効果が期待できるとされています。
作り方はいたって簡単。
天然塩1カップに乾燥ローズマリーを大さじ2杯入れ、混ぜるだけです。
塩の種類は特別なものでなくて大丈夫。
筆者はアロマテラピー専門店で売っているバスソルト用の塩を買うときもありますが、日によってはスーパーで簡単に手に入る「伯方の塩」を使ったりもします。
この方法であれば、保存がきくのも嬉しいところです。
一気に一冬分つくっておいて、じっくり使っていくのもいいかもしれません。
お子さんと一緒に作ってみるのも楽しいですよ。
ローズマリーヘアリンスで、お風呂を出たあとも続くサラサラ髪
ここまでローズマリーのスキンケア効果について語ってきましたが、髪の毛にも最強のハーブと言われているんです。
筆者は自他ともに認めるお風呂好き。
中でも特に好きなのがシャンプー・コンディショナーの時間です。
仕事で酷使した頭をほぐしながら、一日の汚れを落とし、髪の毛に新品のうるおいを与えてあげることのできる至福の時なのです。
ローズマリーは、髪の毛をやわらかく、しなやかにする効果に優れています。
また、頭皮につけると血行促進の効果も大いに期待出来、抜け毛にお悩みの方には理想的なハーブなんです。
そこで筆者が満を持してオススメしたいのが、ローズマリーを煮詰めてつくるローズマリーヘアリンス!
このレシピに使うローズマリーは、生でも乾燥でもどちらでも大丈夫です。
ローズマリーヘアリンスの作り方
こちらも作り方はいたってシンプル。
- 2カップ(400ml)の水をお鍋に入れ、沸騰させます。
- そこに大さじ2杯分の生のローズマリー、もしくは大さじ1杯分の乾燥ローズマリーを入れます。
- 2~3分そのまま煮詰めた後は、火から放し、クールダウンさせ、瓶に入れたらできあがり。
- お風呂に持って行き、使います。
ローズマリーヘアリンスの使い方
具体的な使い方としては、シャンプー後に頭のてっぺんからかけ、10分置いてから流す方法が最もポピュラー。
髪の毛全体が驚くほどソフトになり、ふわふわとした手触りに病みつきになること間違いなしです。
ローズマリーの香りはしばらく続きますが、洗い流す分持続性はそこまでありません。
次にポピュラーなのが、髪の毛・頭皮全体、または毛先のみにリンスをつけ、そのままお風呂を出る方法です。
こちらはより髪の毛が柔らかくなり、毛髪育成効果ももっと強力なものになります。
香りは結構強く残りますので、苦手な方は気をつけてくださいね。
お風呂を出ても使えるローズマリーヘアリンス
筆者はスプレー容器にこのローズマリーヘアリンスを入れ、冷蔵庫に保管。
三日くらいで使い切ってしまいますが、タオルドライした後に毛先に吹きかけたりもしています。
少なくとも筆者の経験では、他のどんなアウトバストリートメントよりも効果抜群!
もう手放せないアイテムなんです。
おわりに
お風呂は一日の疲れを取るたいせつな時間。
ローズマリーをはじめ、自然の恵みをふんだんに受けながら過ごすお風呂は格別です。
この冬、手軽に始められる薬草風呂として、是非ローズマリーを取り入れてみませんか。
ローズマリーのお茶とお風呂で、さらに健康と美容に!
ローズマリーティーの健康効果や効能|作り方や飲む量・副作用は?昔ハンガリーの王妃が、若返りのために使ったともいわれるローズマリー。
その心地よさと効果にきっと驚くはずです。