あたらしい命を授かること—。
それは、ママになることを選んだ女性にとって、喜びと希望に満ちた聖なる瞬間です。
自分ひとりの身体ではなくなったとき、食べ物や衣類に気を遣う女性は多くとも、ただでさえやることの多い妊娠中、「化粧品の成分にまで気が回らない」という方も多いのではないでしょうか?
今日はそんな妊娠中のあなたに、安心して使える成分良好なオーガニックコスメ国産ブランドをご紹介します。
オーガニック口紅の落ちない・あれない・色素沈着しないブランドのおすすめはオーガニックコスメ「THREE スリー」で目指す高機能マタニティメイク
すでに国産自然派コスメの代名詞となった感さえあるTHREE。
筆者自身も大ファンのブランドのひとつです。
THREEの化粧品の成分は、すべてがオーガニック認証を受けているわけではありません。
特にメイクアップ製品においては、THREEだけでなく数多くの国産ブランドが科学成分と自然成分のマッチングに苦労しています。
たとえば、THREEの人気メイクアップ商品のひとつ「THREE フローレスエシリアル フルイド ファンデーション」には、シリコン成分「シクロペンタシロキサン」が含まれているものの、シアバター、月見草油、ローズヒップ油などはオーガニック認定原料が採用されています。
ここ数年広まっている「シリコンは悪」という定説には賛否両論ありますが、一般社団法人「化粧品成分検定協会」は、シリコンが毛穴を塞いだり、皮膚呼吸の妨げの原因になるという最近の一般的な見解を否定しています。
「成分は気になるけれど、時間をかけずに綺麗な仕上がりが欲しい!」という妊婦さんには、THREEのファンデーションはぴったりかもしれません。
また、つわりや食欲不振で顔色が冴えない時にオススメなのが、「THREE シマリング グロー デュオ」。
ハイライトとブロンザーが一緒になった一品なのですが、指でさっとひと塗りするだけで本来のお肌が持つ血色を引き出してくれる、THREEの傑作アイテムのひとつです。
こちらも、シア脂やホホバ種子油などがオーガニック認定成分として配合されています。
ケミカルの持つ高いパフォーマンス力と、自然の持つみずみずしいパワーがうまく融合したブランド。
それがTHREEなのです。
普段から肌が強く、アレルギーなどとは無縁で、綺麗な仕上がりを求める人には特に理想的なブランドといえるでしょう。
オーガニックなリップメイクは、国産シアバターブランド「MAMA BUTTER ママバター」で
シアの木の実からとれる高保湿成分「シアバター」。
実際に使ったことはなくても、名前だけは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
このシアバターを多く配合したラインナップで知られるのが、日本生まれの「ママバター」です。
そのブランド名からもわかるように、「子どもを産み、育てる」という使命を持った女性たちに長く愛されてきたシアバター。
公式サイトによると、シアの木が自生するアフリカ赤道直下近くのサバンナ地帯に住む女性たちの間では、スキンケアはもちろん、UVケアや料理にまで使われてきたのだとか!
ママバターで使用されているのは、混じりけのない100%ピュアなシアバター。
すべてのプロダクトにおいて、合成着色料、合成香料、ミネラルオイル、パラベンは使用されていません。
「妊娠中でも潤った赤い唇をキープしたい!」
そんな方にオススメなのが、ミツロウやシアバターをベースとした色つきリップ「カラーリップトリートメント カシスレッド」。
紅花やパプリカの色素を使用してつくられたナチュラルな口紅です。
妊娠中の敏感なお肌にも安心の、オーガニックなメイクアップオプションといえるでしょう。
その他ハンドクリームから日焼け止めまで、様々な商品を販売するママバターですが、中でもオススメなのが「ナチュラルシアバター フェイス&ボディクリーム 25g」。
これは全成分がシアバターのみという究極のナチュラル保湿クリーム!
ホルモンバランスの崩れからめくれてしまうこともある妊娠中の唇も、安心してケアすることができます。
「カラーリップトリートメント」の前に塗ってもいいですね。
また、シアバターの代表的な効能のひとつに、妊娠線の予防があります。
普段は見えない場所かもしれませんが、毎日すこしずつ努力を重ねることにより、未来の綺麗なお肌を目指すことができます。
コロンとちいさくて可愛いケースも、敏感になりがちな心をすっと持ち上げてくれそうですね。
オーガニックを超えた国産スキンケア「Nerolila Botanica ネロリラボタニカ」
さて、いくら妊娠中とはいえ、お化粧は女性の楽しみのひとつ。
メイクの効果は、外見だけに留まらず、出産を控えた不安定な心に光を灯す効果もあります。
先にご紹介した二つのブランドは、色を使ったお化粧にぴったりの国産自然派ブランド。
有効に活用して、マタニティライフを美しく彩ってほしいと思います。
しかし、妊娠中のお肌はいつもより何倍も敏感になっているのも事実。
もしどんなメイクも受け付けなくなってしまったら、一体どうしたらいいのでしょうか?
そこで筆者がオススメしたいのが、アロマを取り入れたスキンケアで目指す「内から輝くお肌づくり」です。
近年オーガニックとアロマテラピーの知識において右に出る者はいないとも言われているメイクアップアーティスト、早坂香須子さんがプロデュースした「ネロリラボタニカ」は、日本全国のこだわりぬいた原料を使用した究極のナチュラルスキンケアブランドです。
2016年の日本オーガニックコスメ界で最も話題になったブランドと言っても過言ではない「ネロリラボタニカ」ですが、特筆すべきはその香り。
佐賀県・熊本県産のウンシュウミカン花水とナツミカン花水を成分のトップ原料とし、心の不安やモヤモヤを取り除く効能で知られるネロリの香りを存分に味わえる仕様となっているのです。
ブランドが展開する製品は今のところ「インテンシブ ビューティーセラム」(美容液・ブースター)、「 ブルーミングシャワー」(全身用化粧水)、「アースマスク」(クレイマスク)の三つですが、そのすべてにこの「ジャパニーズネロリ」が配合されています。
妊娠中には使用が禁止されている精油も多い中、ネロリは妊娠中も使用可能なので、安心して使うことができます。
肌が乾燥して仕方がないときは、「インテンシブ ビューティーセラム」を塗り、「 ブルーミングシャワー」を2〜3回プッシュ、手でなじませたら、またその上に「インテンシブ ビューティーセラム」を塗るという方法がおすすめです。
ファンデーションを塗ったような、生まれ変わったお肌に驚くひとも多いはず。
美容液も受け付けない時は、奈良県吉野郡天川村の天然水「ごろごろ水」がベースになった「 ブルーミングシャワー」を思う存分お肌に吹きかけます。
佐賀県のネロリ水にローズ水を加えた処方は、まさに浴びるアロマテラピー。
妊娠中のセンシティブな心身の状態に優しく働きかけ、本来持つ自身の美しさを思い出させてくれます。
お化粧をせずとも、内側から溢れ出る美しい輝き。
そんなお肌を引き出す有効なスキンケアは、究極のマタニティメイクといえるかもしれません。
ネロリラボタニカ公式サイト
ドイツやアメリカなどのオーガニック先進国ブランドも素敵ですが、妊娠はより安心して使える国産ブランドを開拓するいいきっかけになるかもしれませんよね。
今回ご紹介した三つのオーガニック・自然派コスメブランドは、どれも可能なかぎり自然に近づくことを目標とした素晴らしい国産ブランドばかりです。
ぜひ一度、試してみてくださいね。