防災植物とは?災害時の非常食に食べられる雑草の種類と食べ方の例

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防災植物っていう言葉、聞いたことありますか。
あまり耳にしない言葉ではないでしょうか。

実はこの防災植物を知ることは、災害の時に身を守ることにもつながるのです。

今回は防災植物について、災害時に非常食に食べることができる雑草の種類や、食べ方を具体的な例を挙げてお知らせします。

 

防災植物とはなに?

防災植物とは、災害が発生したときに非常食となる植物のことです。

野外に生い茂っている食べられる野草を、いざというときの備えとして知っておこうというものなのですよ。

「それって雑草を食べるの?」「そんなもの食べられるの?」「わざわざ非常時の時に育てるの?」といぶかしげに思われるかもしれませんね。

いえいえ、そのために育てるのでもなく、身近にある食べることができる野草や雑草を食料にするのです。
私たちが日ごろ雑草と忌み嫌ってる植物が美味しく食べられ、また栄養もあるってすごいじゃないですか!

それに、急に防災植物を食べると言われてもどうしてよいかわかりませんよね。
そこで、日頃から田畑・里山やあるいは道端に自然に生えている植物を知っておき、災害時に利用しようという試みです。

 

日本防災植物協会が2015年に提唱

これは、高知県の四万十市にある「日本防災植物協会」が2015年に提唱をし、商標登録もすでにされているのです。

災害にあったときに、防災植物の知識を持っておくことで、私たちの身を守れるのではないかという主旨で、社会に広めようと活動をしています。

この流れを受けて、四万十市に「四万十ふれーばー」という防災植物を使ったカフェが2016年8月にオープンしました。
料理や盛り付けに防災植物を使った料理を提供しているそうです。

どんな調理をしているかを見に行くだけでも価値ありですが、見慣れた雑草が美味しい料理になって不思議な感動がありますよ。

 

防災植物:災害時の非常食として食べられる雑草の種類

日本でただの雑草が、外国に行ったとき市場で見かけることがあります。

ヨーロッパでは、サラダにするためタンポポの生の葉っぱがお店で売られていたり、中国ではナズナがスーパーや市場で野菜としてたくさん売られて、餃子や炒め物にみんな大好き。

雑草と思っていても、食習慣によっても感覚が違いますね。

日本でもセリやミツバやクレソンがスーパーで売られていますが、全国そこらじゅうに自生している植物なんのです。

では、自生している馴染みのある植物をご紹介しましょう。

 

■セリ

防災植物

セリ科の多年草で、春の七草の一種。
湯がいて、和え物やお浸しにしてシャキシャキ食べられます。

栽培されたセリはスーパーでもお馴染みなので、あえて説明は要らないですよね。
全国どこにでも自生している身近な植物なのです。

絶対注意が必要なことは、猛毒のドクゼリと似ているので要注意ということ!

 

<セリと毒ぜりの見分け方>

このドクゼリ、とっても危険!
セリと似ているので、食中毒を起こす例が毎年発生しています。
場合によっては死に至る危険も。

さて、このセリとドクゼリ、どのように見分ければいいのでしょうか。

下記の点に注意して総合的に判断するようにしましょう。

  • セリは葉柄が短い、ドクゼリは葉柄が長い
  • ドクゼリの根っこは、タケノコのような太い茎のようなものがある。
  • セリには独特の香りがある。
  • セリは比較的葉が丸い形をしている。

慣れてくると、区別がすぐにつきますが、大切なのは、見分けがつかないときは、採取しないようにしましょう。

 

■どくだみ

防災植物

「毒痛み」と書きます。
なんだか食べるのが危険な印象を持ちますね。
でも、薬用や食用にもしっかりと使われ、『十薬』という漢方薬でもあります。

きれいな白い4枚の花びらを咲かせることから、欧米では観賞用としても栽培されているんですよ。
てんぷらや酢味噌をつけて食べる、東南アジアでは「生のままサラダで食べる」などの食用方法も。

もちろん、薬効のある健康茶も作れます。
作り方はこちらで紹介していますのでぜひ覗いてみてくださいね!

 

■タンポポ

防災植物

まさかタンポポが非常食に!
花が咲く前に時期に採取し、食べるのが一番です。

欧米では香味野菜として利用されています。
野菜炒め、おひたし、てんぷら、サラダ、根っこを使ったノンカフェインの「タンポポコーヒー」としても調理されます。

注意しなければいけないのは、住宅街などの人が良く通る場所に生えているタンポポは、薬やペットの排泄物がついている可能性があるため、人気のない場所で採取するのがいいですね!

タンポポの食べ方やレシピはこちらで紹介しています~

 

■つくし・スギナ

防災植物

子どものときにつくしを採取したり、つくしを探しに散歩に出かけたことがある方もいるかと思います。

スギナの胞子茎のことで、春前に見られますので、お散歩がてらに見つけるのもちょうどいいですね。
まだ胞子を散らしていないものを選ぶのがコツです。

袴をはぎ、あくを取り、てんぷらやおひたし、佃煮にして食べるのが美味しいです。

こちらはつくし茶のお話です。

こちらでは、スギナをおいしく食べるレシピも紹介をしています。

 

■ナズナ

防災植物

春の七草の一種。
別名は、ペンペン草

食用もさることながら、薬用にも使われているのですよ。
繁殖力が高く全国各地で自生しています。

おかゆに入れたり、おひたしやゴマ和えにして楽しんだりすることができます。

こちらでは、ナズナの美味しい食べ方を紹介しています。

 

■ミツバ

防災植物

お馴染みの三つ葉ですから、抵抗なく食べられますね。
もちろん栽培されてスーパーの店頭にも並びますが、日本全国で広く自生しています。

古くから食用として、お吸い物や丼ぶり・お浸し・天ぷら・和え物にして食べます。

抗酸化作用のあるβカロテンが豊富に含まれ、心筋梗塞予防やがん予防にも効果があるといわれている優れた食材。
プランターや庭の隅に植えておけば、防災食だけでなく日常的にも使え何かと重宝しますよ。

 

■クレソン

防災植物

クレソンは、肉に添えられるとっても栄養価の高い野菜です。
カルシウムやβカロテンが豊富に含まれています。

生で食べると、栄養をそのまま体に取り入れる形になりおススメ。
茹でて食べることももちろんでき、いろいろな料理に使ってみましょう。

 

■その他食べられる植物

ここに挙げた以外にも防災植物はたくさんあります。
オオバコ、クコ、ツユクサ、ナンテン、ハハコグサ、マダケ、ヤマゴボウ、ヨメナなど、数え切れないほど。

食べることができる雑草はたくさんあって、毒がある植物はそれほど多くないのですが、ニラとスズランを間違えるといった事故もありますので、食べる前に良く調べることがだいじですね。

■誤食しやすい植物

トリカブト、ハシリドコロ、バイケイソウ、スイセン、チョウセンアサガオ、スズランなどが挙げられます。
これらは絶対に食べてはいけません

 

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防災植物の食べ方の例

防災植物の食べ方は、「生で食べる」「茹でてあくを抜いて食べる」「油で揚げて食べる・炒めて食べる」があります。
こちらも決まった調理方法があるわけではなく、衛生面に気を付けていれば、どんな調理方法でも可能。
いろいろと試してください。

 

生で食べる

生で食べられる植物と避けたほうがいいものがあるため、必ず事前に調べてから判断しましょう。

生で食べるものは、特に採取の場所にも気を付けるようにしてください。
人気の多いところだと、薬が混ざっていたり、ペットの排泄物がついていたりすることも。

また、食べる場合は、必ずよく洗って食べましょう。
そのあとに水気を取って、自家製ドレッシングなんかで食べると最高ですね。

生で食べられる植物の例

クレソン、ヤマグワ、ヤマボウシ、オランダガラシ、ぺんぺん草など

 

茹でてあくを抜いて食べる

強いあくは体によくありません
例えば、ワラビ・ゼンマイ・スギナに含まれるビタミンB1を破壊するチアミナーゼなど、アク抜きをしないと体に毒がたまっていくことになります。
ただ、あまりあくを取りすぎてもうまみがなくなってしまう可能性があるため、程よくとることが大切。

茹でて食べられる植物の例

タンポポ、つくし、ワラビ、ゼンマイ、スギナなど

 

油で揚げて食べる・炒めて食べる

てんぷらにするもよし、野菜炒めにするも防災植物のみを使ったかき揚げなんかはどうでしょう。
油を使って料理をすると、アクが気にならなくなることがおおく、少し筋があっても食べやすくなります。

揚げ物にして食べられる植物の例

ツクシ、タンポポ、ミツバ、キジョラン、クサギ、カラスノエンドウなど

 

おわりに

今回は防災植物についてお届けしました。
なんだか聞きなれない言葉ですが、防災植物のことを知ることは、身近にある植物のことを理解するきっかけになりそうです。

山奥に入らなくても、きっと自然を理解する一歩となるでしょう。

普段から少しずつ注意を払っていると、実際に災害が起き、非常食が全く手元にない場合、防災植物の知識が役に立ちますね。

「いや、防災植物なんてちょっと小難しい」と思われるかもしれません。

防災植物という言い方をせずとも、「春の七草」「つくし狩り」など、昔からある日本の文化を学ぶというスタンスでもいいかもしれません。

それが結果的に、身近にある食物の理解を深めることになりますよね。

 

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